私は以前気分変調症になりその後鬱病と診断されました。
心療内科に通い処方された薬を飲みながら約5年ほど心の病気と闘い、今現在は克服し寛解しました。
薬も寛解してからの7年間一切飲んでいません。
闘病中はとても辛く暗闇の中身動きが取れなくて何をやっても何を考えても絶望の文字しかありませんでした。
毎日毎日死ぬことしか考えてなかったです。
誰も信用出来ず自分すらも信用出来ず、ただただ薬だけを頼り薬物依存のような状態でした。
こんな私がどうやって鬱病を克服したかお話ししようと思います。
離脱症状と修行僧のような日々
私は最終的にジェイゾロフト100㎎、ソラナックス40㎎、ドグマチール30㎎、ワイパックス30を飲んでいましたがそれまで妄信していた薬では鬱病は治らないと思い、ある日一気に全ての薬を断薬しました。
薬を一気に断薬してからは薬の離脱症状との戦いでした。
離脱症状はとても辛くそれまで以上の自殺願望が溢れ、動いてもないのに全身から汗がダラダラと出てきて、身体中の皮膚の下を虫が這いずり回るような感覚があり、脳みそがうねうねゴポゴポと沸騰しているような感じでした。
正直にいうと薬を飲んでいた時よりもつらかったです。
全身ムズムズして動いてないと落ち着かなくて一日中部屋に中をグルグルと歩き回ったりもしました。
私は少しでも余裕があるとインターネットで鬱病を治す方法を調べてただただひたすら実行しました。
私が実践した方法は有酸素運動とサプリメントです。
死にたくなったらとにかく家の近くの河川敷を走っていました。
朝も昼も夜も夜中も。
真っ青になりながら今にも死にそうなりながら走っていたのですれ違う人たちから不気味な目で見られていたと思います。
走って家に帰ったあとはシャワーで修行僧のようにお湯と水を交互に浴びていました。
サプリメントについては詳しくは覚えていないのですが、DHAを薬代わりに飲んでいました。
薬を飲みたくなったらとにかくサプリメントを飲んで気を紛らわしていました。
一瞬だけ気分が楽になる瞬間が出てきた
どうして自分がこんな目に合わなければいけないのか毎日辛くて悲しくて、そんな日を過ごしていて4ヵ月が経ったある日ほんの一瞬だけ気分がスッと楽になる瞬間が出てきました。
あの時の気分は今でもはっきり覚えています。
決まって23時過ぎ位の一瞬でした。
それまで辛いだけでしたがその楽になる一瞬のお陰で鬱病は治ってきていると確信しました。
だけど有酸素運動はサプリメントは続けていました。
ここでやめてしまうとまた元に戻ってしまうと思ったからです。
それからは治りが早かったです。
半年後にはちゃんと働けるようになりました。
働けるようになっても暫くは他人の視線が気になったり挙動不審だったりしましたが、さらに数か月が過ぎる頃にはそれもなくなりました。
希望を捨てずに生きてきて良かったです。
断薬の危険
私は自己判断で断薬をしましたがこれは非常に危険な行為です。
もし向精神薬をお飲みで断薬希望の方は医師の相談してください。
離脱症状で非常に辛い目にあいました。
もう2度とあの体験はしたくないです。
最後に
鬱病などのこころの病気になると全て絶望に見えますね。
鬱は甘えだ。なんて言う人もいます。
でも私はこころの病気を患っている方たちの気持ちが痛いほどわかります。
だからどうか希望を捨てないで生きてください。
私は味方です。